2024年が終わりますね。
2024年は災害からのスタートで本当に災害にあった方は気の毒でしょうがないです。
今も苦しんでいる人も多く、政府が中々行動していないことを考えると本当にどうしようもない日本になってしまったと感じる1年間でした。
政治関係については、露骨に残念な1年だったと思いました。
政治でも裏金問題があり、結果どうなったのかは、詳しくわかってません。
自分で検索をして調べにいかなければ、結末がわからないことも大きな問題だと思います。
そんな中、今日のYahooニュースに、【「あの日のことは、心をくいで打たれるような拷問でしかない」 部活のノリが「性加害」に、法廷で裁かれた先輩4人】という見出しで話題になっていた。
記事の内容を読むと、過去にいじめを受けており、ジャニーズ問題を見て自分も被害者だった事に気付き、訴えを起こした。
結果としては、東京地裁で開かれた強制わいせつ罪の公判。
そこで本日は、加害者が守られる理由をまとめてみました。
2. 加害者が守られる理由
(1) 日本の法制度と報道倫理
日本の法制度では、加害者の個人情報が保護されるケースが多く見られます。
これは主に刑事訴訟法や個人情報保護法の影響によるものです。
これらの法律は、被疑者や被告人の人権を守ることを目的としていますが、その結果として、被害者や社会が十分な情報を得られない状況が生まれています。
また、報道倫理も大きな役割を果たしています。
メディアは加害者の個人情報を公開しないことで、事件がセンセーショナルに報道されすぎることを防ぎ、冷静な議論の場を提供しようとしています。
しかし、これがかえって被害者の苦しみを増幅させる結果になることも少なくありません。
(2) 被害者が直面する二次被害の現状
少し話が脱線しますが、加害者を守ることを優先した結果、被害者は二次被害が起こっている。
加害者の情報が隠される一方で、被害者が声を上げると逆に批判や偏見の対象となることがあります。
被害者が公の場で自分の経験を語ると、インターネット上で中傷やバッシングを受けるケースも多く、これが二次被害として深刻な問題となっています。
【事例】池袋暴走事故で被告に禁固5年。東京地裁判決
池袋で飯塚幸三被告(90)の運転していた車が突っ込み2名亡くなり、9人が重症となった交通事故です。
この加害者である飯塚幸三被告(90)は、裁判の判決で禁固5年を渡され、その後老衰といった結果で亡くなっている。
その事件で亡くなってしまった2名の家族がSNS・メディアインタビューなどで発信をしてきました。
発信してきたことに対して、事件の詳細が憶測で噂になり、なぜか被害者側が悪いと言われるようになってしまった。
(3) 社会的風潮と“事なかれ主義”
日本社会では、問題を公にすることで生じる混乱を避ける“事なかれ主義”が根強く存在します。
事なかれ主義(ことなかれしゅぎ)とは、問題やトラブルを避けるために、自分の立場を保つことを優先し、物事を深く追及したり解決しようとしない態度や考え方を指します。この考え方は、組織や個人が波風を立てたくない、責任を負いたくない、または現状維持を好む場合に現れやすいです。
この風潮により、加害者の情報が隠蔽されることが常態化しています。
学校や職場といった組織内での隠蔽体質もまた、この問題を助長する要因の一つです。
3. 被害者の声をどう守るか
(1) 被害者支援の現状と課題
日本では、犯罪被害者支援センターやカウンセリングサービスなど、被害者を支えるための仕組みが整備されつつあります。
しかし、これらのサービスが全国一律で利用できるわけではなく、地域によって支援の質や量に差があるのが現状です。
(2) 法律や制度の改善点
被害者を守るためには、法制度のさらなる整備が必要です。
例えば、被害者が安心して声を上げられるよう、加害者情報の公開に関する明確な基準を設けることが考えられます。
また、被害者支援を拡充するための予算や専門家の確保も重要な課題です。
(3) メディアの役割と責任
報道機関は、被害者の声を公正に伝えると同時に、加害者情報の扱い方についても慎重であるべきです。
報道機関が憶測で発言をしてしまう事が昨今非常に多い。
こういった事件や不祥事などは、しっかりと根拠があって発言をするべき。
読者や視聴者に正確な情報を提供することで、被害者への共感を広め、社会全体で支援の輪を広げることが求められます。
(4) 声を上げる勇気とその影響
過去には、被害者が声を上げたことで社会の意識が変わった事例もあります。
しかし、現状は声を上げる事が出来にくい状態です。
被害者が声を上げやすい環境を作ることで、さらなる前進が期待できます。
4. まとめと今後の課題
(1) 日本社会が進むべき方向性
まずは、被害者をしっかりと守る事が必要。
情報公開は、被害者側にしっかりと許可をもらって報道する事。
報道側は、しっかりと事実のある報道をして、憶測が広まらないように慎重に取り扱う。
そういった当たり前の事が出来ていないから、ボロボロと意味の分からない現象が起こってしまっているのだろ思う。
憶測で話が大きくなって、ネットの1人1人が加害者になっている事に気付いていない事が本当にやばいと思う。。。
今後このような感じが継続されるとなると本当に日本は終わりに進むでしょうね。
(2) 国民の意識改革
偏見や中傷をなくし、被害者を支える意識を育てるためには、教育の役割が重要です。
家族や学校・地域での啓発活動を通じて、次世代に正しい価値観を伝えることが求められます。
何が正しくて・何が間違っているのかを判断できる教育が必要。
当たり前が当たり前ではなく、しっかりと意味を理解する事が大事だと思う。
おわりに
刑事事件ではありませんが、僕も離婚調停を行った事があるのですごくわかります。
僕の場合は、不倫をされた側であり、かなり衝撃的な光景も見てます。
被害者側になる事を理解しているので、どんなに加害者が反省や刑がくだったとしても納得できるものではありません。
特に慰謝料問題については、加害者側の経済状況で決まってしまいます。
『慰謝料相場』なんてものもあって、本当に意味が無いと思ってしまいました。。。
報道をするのであれば、被害者を第一に守ってほしいですね。
顔出しや実名報道をするのであれば、被害者側ではなく加害者を報道するべきだと思う。
どんな事件でも、加害者側を公表しないのであれば、被害者側の報道はしない方が良いと思った。
本記事を通じて、読者がこの問題について深く考え、行動するきっかけになれば幸いです。
私たち一人ひとりができることから始め、被害者が安心して生きられる社会を目指しましょう。
コメント